
Object VR presented by K-relations



はじめに。
Object VRは被写体を自分で360°クルクル回せる映像です。
写真を見て「裏側はどうなっているんだろう?」と思ったときもObject VRならクルッと回してみることができます。

従来の写真
Object VRなら回せます。
(回してみて下さい。)
Object VRの原理
Object VRは1994年に発表されたQuickTime VRという技術で実現しています。
Object VRは対象物の角度を変えながら撮影した静止画を、マウスや指の動きに合わせて順番に表示するというもの。
角度を細かくすればするほどなめらかになります。
似ているものに、風景や室内を360°見ることができるパノラマVRがありますが、原理的には全く異なります。
Object VRが静止画の連続であるのに比べて、パノラマVRは1枚の大きな静止画の中の表示する部分を変える、というものです。

Object VR

パノラマ VR
「さわれる」映像
これからは映像もさわれる時代に。

映画やテレビなどの映像は、写真や絵画や彫刻などと違い「実物がない」メディアです。映像は「時間の芸術」、あるいは「記憶の芸術」と呼ばれるように、見た人の頭の中にしか存在しないものなのです。
ところが、Obeject VRをスマホやタブレットで操作すると、あたかも映像を触っているかのような感覚になります。つまりObject VRによって、「さわれる映像」が可能になったのです。
マルチタッチが当たり前になっている今、Object VRは単に裏側が見せられるだけでなく、見る人に能動的に参加してもらえるコンテンツです。
テレビを指で触っても、
動かないよ。
HTML5だから、表示に特別なソフトやプラグインが必要ない
Webページを記述する言語であるHTML。HTML5はその新バージョンであり、HTML5を使うと、FLASHなどのプラグインを使用せずともブラウザのみで動画やグラフィック描画などが可能になります。現在の主要ブラウザのほとんどが対応済みで、Android、iPhoneなどのスマートフォンのブラウザもHTML5に対応しています。Object VRはHTML5で記述されており、スマホ、タブレット、PCでプラグインを入れることなくご覧頂けます。
Object VRの作り方
Object VR を作るには、被写体を動画で撮影。その動画を静止画で切り出します。
一周60コマの静止画によりなめらかな動きを再現できます。

①撮影
被写体を回転台にのせて動画で撮影します。
<撮影風景画像>

モノの撮影の様子

人の撮影の様子
②編集
撮影した動画から回転の始まりと終わりの
コマを見つける。
始まりと終わりは同じ形になるようにする。
編集にはAdobe After Effectsを使用。
1周が60コマになるように調整し、
静止画の連番ファイルとして書き出し。

編集では様々な加工を行えます。
■背景を合成する:クロマキー合成
青か緑の背景で撮影し、背景だけ置き換えます。
①エフェクトを足す
背景にCGを足すことができる。
②パノラマ画像を背景にする
背景にパノラマ画像を合成します。
オブジェクトにあわせて背景も回転。
■文字を合成する
CG合成用のソフトを使い、円筒状にテロップを足します。テロップが人物の背景に回り込むことも可能です。
できあがったObject VRのデータを次の形で配布します。
■ダウンロードアプリ
全データを含んだ写真集のようなアプリの形で。
例)世界のコマ図鑑
読み物としても、写真としても楽しめる
教育用コンテンツ。
単なる写真よりも子どもが能動的に学習出来ます。
